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本から閃き

【読書感想】『サブカル・スーパースター鬱伝』

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内容紹介
「サブカル男は40歳を超えると鬱になる、って本当!?」プロインタビュアー吉田豪が、そんなテーマに沿って、リリー・フランキーをはじめ、大槻ケンヂみうらじゅん松尾スズキなどのメンバー(ほか、川勝正幸杉作J太郎菊地成孔ECD枡野浩一唐沢俊一)に全力インタビュー! クイック・ジャパン誌上で『不惑のサブカルロード』 と題して連載されたものに、精神科医にしてサブカル者である香山リカへの新規インタビューや、吉田豪自身の補稿もくわえての書籍化。イラストは、『プロレススーパースター列伝』『男の星座』の原田久仁信

 

サブカルを代表するアラサー男性たちとプロインタビュアー・吉田豪の対談本だ。40代といえば青年期から老年期にさしかかる中間地点を指す。

唐沢俊一 「この本はそのうち読もう」と思っているうちに、「あ、自分にそのうちはないんだな」って四十代おわりぐらいで気づいてね。

若くはないが、年寄りでもない。初めて死期を間近に感じることで、無気力感に襲われてしまう。その中でも「サブカル男」はその傾向が強いという。

 

松尾スズキ しんどいときってすごい迂闊になるから、裸になって風呂に入ったらお湯が入ってないとかあって、それを見て頭を抱えて……。

吉田剛 「俺はなんでこういうとこまでダメなんだ(涙)!」みたいになっちゃうんですか?

不謹慎かもしれないが、この部分は笑った。『うつヌケ』でも鬱になると、これまで日常生活でできていた些細なことでミスが多発するという。

基本的にはサブカル男の人間味溢れる本でそれ以上でもそれ以下でもない。表の顔は一見飄々として自由に生きているように見えるが、裏では結構弱っているところが垣間見えて、くだらなくもどこか身につまされる。