Romancing Book

本から閃き

音楽フェスの動員数は増えているか

お題「フェス」

 

 

先週末(7/28〜30)に行わればかりのフジロック。去年、復活したばかりのオザケンがフェスに降臨すると聞いて開幕前から一部(サブカル愛好者)で話題となっていた。他にもビョークやエイフェックスツインなど海外アーティストも招待され、例年どおり活況を呈した。

そこで、インターネットの普及によって音楽市場の構造が変化しているというのは数年前からよく言われている。お金の支払われる対象がCDから音楽ストリーミングサービス、ハイレゾ音源、レコード、カセットテープ、そして音楽フェスと選択肢が多様化している。

CDを買って音楽を聴いていた層がストリーミング配信に移行している(欧米を中心に)。限定販売によるレコードやカセットはレアリティによる付加価値が乗せられているぶん、「音楽」よりも「グッズ」として所有するようになってきている。ハイレゾ音源は音楽制作技術と通信速度の向上によって手軽に手に入るようになった。

 

では音楽フェスはどうだろうか。フジロックといった日本の代表的な音楽フェスは、SNS普及以後その混雑ぶりも可視化されるようになった。

例えば

【子づれフジロック備忘】小沢健二@ホワイトステージの端っこで起こっていたこと | レジー | note

↑ 目玉アーティストに人が集中しすぎて本当に「◯ぬ」と思った記事や、

あなたはどう思いますか? | FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け

↑ キャンプ施設にゴミが残されたまま、

といったマナーの低下(?)によるトラブルもあるようだ。

 

音楽フェスでの混雑やトラブルが(個人的な観測範囲内では)目立つようになってきているのなら、音楽フェスの動員数も増え続けているのではないか?と疑問が浮かぶ。

そこで、『フジロックの今年を含む過去10年間ののべ動員数』をまとめてみた。

2007:127,000

2008:119,000

2009:123,000

2010:125,000

2011:115,000

2012:140,000

2013:111,000

2014:102,000

2015:115,000

2016:125,000

2017:125,000

フジロック公式サイトフジロックフェスティバル - Wikipediaより引用)

まとめてみると、意外にもほぼ横ばいといった印象だ。2012年には過去最多の動員数を記録している。東日本大震災後の翌年で、自粛ムードから時間を経て需要が集中したということなのだろうか。2014年はEDMブームが日本に到来。ウルトラジャパンといったEDMフェスが多く開催されたことがフジロックの動員数減少の原因だとも考えられる。

 

調べているうちにこんな記事に行き当たる。

拡大を続ける音楽フェス市場/ぴあ総研が調査結果を公表|ぴあ株式会社

 既存のフェスの動員数が増加しているというよりも、音楽フェス自体の開催数が増加しているようだ。