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本から閃き

【読書感想】『博愛のすすめ』

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内容紹介

憐憫の情か、それとも――、これは「愛」なのか!? 世のバカを憂うばかりでなく、温かい視線で見守る博愛主義かつ偏愛主義な二人の対談集!毒舌の果てに見た新境地。このロクでもない世界で幸せに生きる知恵。それが「博愛」――。これからの社会を動かすキーワードは「愛」。いつも「世界人類が平和になりますように」と祈っている博愛主義者・適菜収が、同じく博愛主義者の中川淳一郎と、今こそ必要な「愛」について語りつくす

 

目次

第一章 愛がすべて

第二章 夢から目を覚ませ
第三章 なぜ目に前にあるものが見えないのか?
第四章 愛が届く範囲
第五章 広告代理店が国を破壊する!?
第六章 愛国とは何か?
第七章 テレビと大衆社会
第八章 愛の讃歌
第九章 人生の師匠

フリーライター・ネットニュース編集者の中川淳一郎と作家・哲学者の適菜収(てきな・おさむ)の二人による時事放談が収録された一冊。

2017年6月13日に出版なので、去年から今年の上半期にかけて、政治の話題を中心に二人の率直な発言が本書では繰り広げられている。

本のタイトルと目次だけでは仰々しい思想書か何かだと勘違いしてしまうが、とくに知識を必要とする小難しい話はなく読みやすい。

 

適菜 世間が腐っているなら、世間から嫌われたほうがいいじゃないですか。

中川 世間から嫌われているのはいいやつですよ。

適菜 腐っているのはお前らだろってね。

 毒舌とも形容される彼らなので当然、敵も多い。飛び出すキーワードは「ネトウヨ」「アベ」「クソサヨク」「B層=バカ」とほぼ全方位の人々に向けられている。

大きな流れに身をまかせる人、「責任」を取らせたがる人、自分の考え以外は排除してしまう人。そういった人たちに対して「博愛」を語る二人は一見、とても攻撃的なようでただ正直に現状を見据えているだけなのかもしれない。